新・なつきのモンテ観戦日記ブログ: 大河ドラマ「光る君へ」の期待と不安

2024年1月6日土曜日

大河ドラマ「光る君へ」の期待と不安

  明日から、令和6年大河ドラマ「光る君へ」が始まります。歴史的に名前が知られている登場人物は、紫式部、藤原道長、その嫡子頼道、清少納言程度か(^^;)?

 大河史上これまで描いたことのない時代を描きます。これには父も少々面食らっています。

 「麒麟がくる」なら、明智光秀は最後死ぬんだだろうな?とか、「鎌倉殿の13人」なら、最後は承久の乱辺りか?なんて過去の大河ドラマとも摺り合わせて、ドラマがどのように展開するのかおおよそ見当がつきます。

 しかし、今回の「光る君は」は、先にも述べたように大河史上初の時代、初の登場人物ということで、いったいどこからどこまで描くのか、紫式部や藤原道長にどのようなエピソードが待ち受けているかまったくわからず、期待と不安が入り交じっています(^^;)。

 少し前の、「八重の桜」、「花燃ゆ」、「女城主直虎」なども時代背景はなんとなくわかったのですが、登場人物が歴史的に知られていない人物だったために、期待はずれな面もあったように思います。

 ただ、同じ平安時代、大河史上最古の「平将門」を主役として描かれた「風と雲と虹」とは、子ども心にも面白かった記憶があります(^^;)。

 言葉は悪いですが、戦国や幕末といった時代よりは、マイナーなイメージな平安時代を描く今回の「光る君へ」。どこまで視聴者の心を掴むのか?期待と不安です(^^;)。

 明日の初回を楽しみに待ちたいと思います。


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2 件のコメント:

  1. 初回の藤原道兼の描き方はとても褒められたものではありません。
    藤原道兼は弟や従者等に乱暴を働き、更には紫式部の母親を些細な事で殺害する粗暴狂癖の人物として描かれています。
    しかし、『大鏡』をみると、それとは全く違う人物像が読み取れます。
    以下、『大鏡』の当該部分を引用します。
    「あはれなることは、おりおはしましける夜は藤壺の上の御局の小戸より出でさせ給ひけるに、有明の月のいみじく明かかりければ、「顕証にこそありけれ。いかがすべからむ。」と仰せられけるを、「さりとて、とまらせ給ふべきやう侍らず。神璽・宝剣わたり給ひぬるには。」と粟田殿の騒がし申し給ひけるは、まだ帝出でさせおはしまさざりける先に、手づからとりて、春宮の御方にわたし奉り給ひてければ、帰り入らせ給はむことはあるまじく思して、しか申させ給ひけるとぞ。さやけき影を、まばゆく思し召しつるほどに、月の顔にむら雲のかかりて、少し暗がりゆきければ、「わが出家は成就するなりけり。」と仰せられて、歩み出でさせ給ふほどに、弘徽殿の女御の御文の、日ごろ破り残して御身も放たず御覧じけるを思し召し出でて、「しばし。」とて、取りに入りおはしましけるほどぞかし、粟田殿の、「いかにかくは思し召しならせおはしましぬるぞ。ただ今過ぎば、おのづから障りも出でまうで来なむ。」と、そら泣きし給ひけるは。(中略)花山寺におはしましつきて、御髪下ろさせ給ひて後にぞ、粟田殿は、「まかり出でて、大臣にも、変はらぬ姿、いま一度見え、かくと案内申して、必ず参り侍らむ。」と申し給ひければ、「我をば謀るなりけり。」とてこそ泣かせ給ひけれ。あはれに悲しきことなりな。日ごろ、よく、「御弟子にて候はむ。」と契りて、すかし申し給ひけむがおそろしさよ。」
    この「粟田殿」こそ藤原道兼です。
    そして、この『大鏡』の記載からは花山天皇を出家させるために日頃から「御弟子にて候はむ。」(弟子としてお仕えします。)等と約束し、出家当日には嘘泣きまでして目的を達成し、目的を達成したら日頃の約束など反故にするという、陰謀を確実に遂行する冷血漢という人物像が読み取れ、ドラマのような、何の目的もなく乱暴狼藉を働く人物とは程遠く、この点において大きな減点事由となります。
    「これを放置せんか、ただならぬ事態を生じる恐れ無きにしも非ず。」(と「葵徳川三代」の九条忠栄の台詞を言ってみた)
    それ以外では紫式部が飼っていた鳥が紫式部あ籠を開けた途端逃げてしまうという、『源氏物語』で光源氏が若紫を垣間見た際の若紫の「雀の子こを犬君が逃がしつる、伏籠のうちに籠めたりつるものを。」という台詞を彷彿とさせる、視聴者をして、「これがかの源氏物語の有名な件の元になったのか。」と思わせる描写があり、その点は良かったです。

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  2. 匿名さん、こんばんは~。「大鏡」を引用してまでの解説、ありがとうございました!結局、多くの方が知らない時代の物語なので、脚本の大石さんの腕の見せ所といったところでしょうか?楽しみに視聴したいと思います。

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