今夜最終回でした。15分拡大とはいえ、やはり不完全燃焼の感は否めないかな~(^^;)。
まず、「なぜ、光秀は本能寺の変を決意したか?」の描写ですが・・・・。
冒頭、四国の長宗我部討伐の話が出たので、ここでいきなり長宗我部説を持ってくるのか?と思いましたが、さほどウエイトはなかったようです(^^;)。
むしろ、次の信長の「足利義昭を討て」との下知が光秀にはよほど堪えたようでした。この「義昭を討て」という理由は、池端さんのオリジナルでしょうか?今まであまり聞いたことのない理由に思えました(^^;)。
さらに、その信長とのやり取りの中で、光秀は、「帝のご譲位、家臣の扱い」等「信長は間違った」と意見しています。これらも理由の一つなのでしょう。
結局そんな信長にしたのは光秀。これは、信長自身も言っていました。そしてそんな信長を作った光秀が自身で信長を始末せねばなるまいという帰蝶の言葉が再度出て、光秀は本能寺の変を決意したようです。
「世の中を平らかにするために、暴走し始めた、自分が育てた信長を自らの手で始末する」これが今回の大河ドラマの本能寺の変の理由だったようです。
まぁ、主役が光秀だけに、光秀に正義があったいうことでよいかと思います(^^;)。
そしていよいよ本能寺の変の場面。外部ロケとスタジオ収録をうまく使い分け、迫力のある本能寺の変を描写していました。
さらに、信長の立ち回りシーンも結構多く、息をのみました。
ただ以外にも信長の切腹の瞬間がなく、すでに突っ伏して炎に囲まれるシーンとなりました。そこは信じていた光秀に裏切られた信長の切なさや哀愁を醸し出しているように感じ、よい描写だったと思いました。
そして事が済んでからのエンディング。池端さんは、3年後、駒が、生きていると噂のある光秀を街中で見かけ、追いかけるという描写にしました。そしてその光秀が馬に乗って駆けていくシーンで「完」の文字。
やはりここは不完全燃焼か(^^;)?。
主役だけに、山崎の合戦ので秀吉に敗れ、雑兵に討ち取られ、首をさらされるという結末はさすがに描写しきれなかったのでしょう。
そうであれば、燃え尽きた本能寺にたたずみ、やむなく討ち果たした信長に対し、「殿ーーーーー!」とか叫んで「完」にしてもよかったのではないかと思いました(^^;)。
また、光秀が菊丸に、平らかな世をゆくるために家康を頼りにしている旨のシーンがあったので、本能寺の変後30年辺りの描写が出て、噂のある光秀=天海説で、家康と天海(光秀)が談笑するシーンもありかなと思いました(^^;)。つまり麒麟をつれてきたのは、光秀と家康という落ちです(^^;)。
笑ったのが、濱田岳さんが演じた黒田官兵衛役。せりふは、「はっ」が2回。濱田さんは、大河ドラマ「軍師官兵衛」で、栗山善助役で岡田准一官兵衛を助けました。その縁でキャスティングされたのでしょう?足が不自由な歩き方だけは、岡田官兵衛ばりでした(^^;)。
東京五輪のため、全44回は当初からの予定通り。ただ、コロナ禍の中で、もしかしたら脚本の変更を余儀なくされたのかもしれません。
謀反人明智光秀を主役にしたドラマであったので、五輪下でなく、コロナ禍でなく、全50回の「麒麟がくる」を見てみたかったです。これは言ってもせんなきことですが・・・(^^;)。
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