この佐賀編は、姑の嫁いびりが際立つ、とにかく橋田壽賀子さんにしか書けないだろうと思わせるほど、おしんにとっては受難の章になります。
当時、新聞のテレビコラムに、
「(おしんを見て、)朝から何でこんな不快な思いをして一日を過ごさなければならないのか?」
と視聴者からクレームがあったと記憶しています。それほど辛辣な嫁いびりの章になっています。また、当時見事に姑を演じきった高森和子さんが、その演技力がゆえに、一ドラマの役柄を通りこして、役者としての本人の評判が落ちた等の話がありました(^^;)。
高森和子さんは、NHKの罪滅ぼしかはわかりませんが、翌年の大河ドラマ「山河燃ゆ」で、心優しい下宿屋のおばさんの役でキャスティングされました(^^;)。
そんな逸話の残っている佐賀編。本当に朝から不快になります。
この佐賀編では、当然おしんの身にいろいろあって、最終的におしんは旦那を残し、長男を連れて旦那の実家を飛び出します。
つまりここでも、「おしん」の「しん」は、「辛抱」の「しん」ではなかったことがうかがえます。
また、将来、おしんは二男に嫁を迎えることになるのですが、その際は、佐賀の姑と同じような姑になっています(^^;)。
このことからも、「おしん」は、「辛抱」ができないうえに、自分勝手な人柄というのがわかります。
ただ、旦那を残し、旦那の実家を飛び出すのですから、母親が願った、「芯の強い人間」の「おしん」になっていることは間違いないようです。
機会があったら、是非見てみてください。朝から不快になります(^^;)。
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