おしんの第1話は、おしんが家族にもないしょで、突然旅に出るところから始まります。その日は、「スーパーたのくら」の17号店の開店の日だったので、家族はみんなあわてます。
そんな中、娘の禎と、嫁の道子でこんな会話があります。
おしんのタンスの中身を確認する禎に対し、道子が、
道 「何かなくなってるものがありますか?」
禎 「やっぱり覚悟の家出ね。母さんのお気に入りの着物が3枚ほどなくなっているし、おびも2本。下着類も相当持ちだされているわ。」
道 「だけど、どうして?」
禎 「かわいそうに、母さんは愚痴を言うのが大きらいな人だから何も話してくれなかったけど、いろいろがまんしてたのね・・・。」
と、ここで禎はおしんのことを、「母さんは愚痴を言うのが大きらいな人」と言っています。
しかし、この1話より20数年前の昭和31年、田倉商店がセルフサービスの店として開店した際、おしんと禎で下記の会話がなされています。嫁の道子が開店にもかかわらず、つわりのため実家に帰ってしまっていることを受けての会話です。
おしん 「今の若い娘は甘やかされて育っているから、いくじがないったらありゃしないよー。あたし達の時は、お産の時ゆっくりねていられなかったよ。」
禎 「かあさん、昔のこと言っちゃいけないの。今は時代が違うんだから。そういうこと言うからきらわれるんだよ。」
このシーンからも、禎は若いころ、ざんざんおしんの愚痴を聞いて諭していたはずなのです。
そういえば、同じく第1話で養子の?希望も、
希 「おばあちゃんは昔のことを振り返るのはきらいな人だった。苦労話はいっさい口にしなかった。」
と語っているのですが、実は20数年前。禎と同じように、姑のことや嫁のことを愚痴るおしんを諭しているシーンが確かにありました。
こうして見ると、第1話で禎が言った、「おしんは愚痴を言うのは大嫌い」というのは、どうやら嘘で、さんざん、嫁や姑の愚痴を言ってきた人物のようです(^^;)。
えっ?そんなことどうでもいい?細かすぎ?でも、視聴が4、5度目ともなると、いろいろ思えてくるのですよーーーー(^^;)。