「米坂線復旧に約８６億円」について思うこと！

　今夕、各局で表題の報道があたようでした。ＮＨＫ山形・やままるでも扱われたようです。

　や　「去年８月の大雨で鉄橋が崩落するなどの被害が出て一部の区間が不通となっているＪＲ米坂線について、ＪＲは復旧費用がおよそ８６億円に上るとした試算を公表したうえで、沿線の自治体などとの間で路線の存続を含む協議を来月にも始めたいという考えを示しました。」

　父　「８６億円がえ～、赤字ローカル線に、８６億投資する費用対効果があるかって、議論になっぺな～(-_-)。」

　や　「ＪＲ米坂線は去年８月の記録的な大雨で鉄橋が崩落するなどの被害が出て新潟県村上市の坂町駅と山形県長井市の今泉駅の間が現在も不通となっていて、バスによる代行運転が行われています。」

　父　「んだなよなぇ～。」

　や　「被害状況の調査を進めてきたＪＲ東日本新潟支社の小川治彦・支社長は２５日会見し、線路上への土砂の流入や線路を支える盛り土の流出など１１２か所で被害が確認されたことを明らかにしました。」

　父　「あの豪雨のことは、父も戦慄的に覚えったげど、１１２か所も被害あったんが～。」

　や　「また小川支社長は復旧工事の完了におよそ５年かかるほか、復旧費用がおよそ８６億円に上るとした会社の試算を公表したうえで、沿線自治体などとの間で路線の存続や費用の負担をめぐる協議を来月にも始めたいという考えを示しました。」

　父　「厳しいなえ～。」

　や　「会見で小川支社長は「試算した被害額はＪＲ単独でただちに負担できるような額ではない。さまざまな選択肢をもって沿線自治体と議論を詰めていきたい」と述べました。」

　父　「んだごでなぇ～。」

　や　「ＪＲ東日本新潟支社が米坂線の復旧への工事費用の見込みなどを発表したことについて、吉村知事は、コメントを発表しました。」

　𠮷　「米坂線は、沿線地域にとって通学・通勤などの地域を支える不可欠な交通機関であるとともに、山形県と新潟県の広域的な観光・交流ネットワークを形成する重要な路線であり、１日も早い復旧が求められます。ＪＲ東日本からの話を聞いて１日も早い復旧に向けて、沿線自治体と連携して取り組みます。」

　父　「吉村知事は前向きなコメントだな～。」

　や　「また、米坂線の整備促進などに関して沿線の自治体などでつくる団体の会長を務める小国町の仁科洋一町長もコメントを発表しました。」

　父　「ほう。」

　仁　「相応の事業費や工期がかかるものと想定していたが、やはり大きな数字であると感じている。ただ、今後に向けた動きとしては前向きに捉えられる。この路線は山形と新潟をつなぐ重要な路線であり、これまでどおり、早期復旧に向け沿線住民の声を届けることなどを含めて引き続き要望活動を行っていく。復旧後の利用促進についても、ＪＲなどとの連携を深めながら検討を重ね、一体となって多様な対応策を進めていきたい。」

　父　「小国は今、上下線とも鉄道が走っていないわけなので、当然復旧が第一だべなぇ～。」

　８６億かけて復旧しても、毎年赤字であれば復旧の意味がとんでしまう可能性もあります。通勤・通学の足としては、当然なくてはならない路線ですが、復旧後、存続意味がそれだけでは厳しいでしょう。

　地元の皆さんはもちろん、全国の鉄道ファンを引きつけ、赤字を生まないような経営努力はやはり必要かと思います。

　手ノ子駅から小国駅、小国駅から越後下関辺りの山間部は、景観的にも鉄道ファンを引きつける魅力があると思います。

　何とか、未来展望も含めた米坂線の復帰を願います。

　

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