新・なつきのモンテ観戦日記ブログ: 山形発、「フル規格新幹線構想」について思うこと

2017年2月14日火曜日

山形発、「フル規格新幹線構想」について思うこと

 年が明けて、山新や県内メディアで表記のことが話題になっていますね。今夜のNHK山形でもニュースがあったうようです。

 N「知事は、14日の定例の記者会見で、JR奥羽線と羽越線の区間に、いわゆる「フル規格」の新幹線の整備を実現させるため、新年度中にも、秋田県など関係自治体と、整備費の見通しなどを検討するプロジェクトチームを設置したいという考えを示しました。」

 父 「知事は実現させたいんだね。」

 N 「国は、昭和48年に、福島と秋田を結ぶ「奥羽新幹線」と、富山から庄内を経由して青森へ向かう「羽越新幹線」を専用のレールを利用し、時速200キロ以上の高速で走行する、「フル規格」で整備する基本計画を定めましたが、いまのところ着工の見通しは立っていません。」
 
 父 「これだけ国の財政が逼迫し、地方の人口も減少の一途をたどっている現状では、見通しが立たないも当然でしょう。」

 N 「吉村知事は、両新幹線の実現に向けて沿線の各県が連携する重要性を強調した上で、「例えば各県が、プロジェクトチームを立ち上げて検討を重ねていく必要がある」と述べ、新年度中にも、秋田県など関係する自治体と整備費の見通しなどを検討するプロジェクトチームを設置したいという考えを示しました。」

 父 「そうかーー、プロジエクトチームが設置されるのか。」

 N 「その一方で、両新幹線の停車駅をどこにするかについて、吉村知事は「フル規格の新幹線は国家プロジェクトであり、政府が主体となって進める事業だ。具体的なルートや停車駅は、政府の調査を踏まえて決定されるものだ」と述べ、みずからの考えは、明らかにしませんでした。」

 父 「これはずるいよね。常識で考えて、本当にフル規格の新幹線が通ったら、停車駅は、せいぜい、米沢、山形、新庄の3駅でしょう?つまり、今山形新幹線が停まっている、高畠、赤湯、上山、天童、東根、村山、大石田等は停車せず、かえって不便になるということですよね。知事はそれら沿線住民の反発を恐れてみずからの考えは明らかにしないのでしょう。」

 父 「いわゆるミニ新幹線の山形新幹線が、これだけ沿線住民に定着していることを考えれば、3駅しか止まらないフル規格の新幹線を整備するのは、財政や人口、利便性を勘案すれば、厳しいんだべな~。」

 ニュースを見て思う父でした・・・・・(完)。

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